元バンカー&現役デイトレーダーによる不定期更新。主に修論の副産物を投げつけていきます。

by すーさん

列伝第十 目次

郭子興 韓林児

 論賛、元朝末期、群雄が蜂起した。郭子興は濠州に割拠したが、地盤は偏在し勢力は弱体であった。しかるに明朝の覇業の基礎は、実に滁陽への征途に始まる。郭子興を王に封じて廟堂に祀り、長らく養い報いたのは、真に理由のあることなのである。韓林児は広く中原に割拠し、兵を欲しいままにして蹂躙し、浙江・両淮の地を十数年にわたって覆い遮った。太祖(朱元璋)が従容として創業することが出来たのは、その力を借りたからである。帝王の勃興には、必ず先駆者があり、これを活用してその覇業を成就させるものであるから、決して偶然の産物などでは無いのである。
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by su_shan | 2016-08-17 12:49 | 『明史』列伝第十