葉琛
2017年 01月 14日『明史』巻一百二十八、列伝第十六
葉琛、字を景淵、麗水県の人。博学にして文才があった。元朝末期、石抹宜孫に従って処州路を守り、数々の方策を講じ、山賊を捕縛し、行中書省元帥を授かった。朱元璋軍が処州路を陥落させると、葉琛は建寧路へ避難した。後に推薦されて応天府を訪れると、営田司僉事を授かった。次いで洪都知府に遷り、鄧愈を補佐して鎮守した。祝宗・康泰が叛くと、鄧愈は逃げ延び、葉琛は捕らえられたが、屈せずに大声で罵り、殺害された。南陽郡侯に追封され、耿再成の祠堂に塑像が置かれ、後に功臣廟に祀られた。